au (携帯電話)
au(エーユー)は、KDDIおよび沖縄セルラー電話の提供する携帯電話事業のブランドである。
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概要
携帯電話契約数が約3,029万契約で、国内の携帯電話市場における市場占有率が約29.3%で2位(2008年5月末現在)。[1]
また3G契約数が約2,990万契約で、総契約数に対する3G普及率が98.7%で1位(2008年5月末現在)。
カメラ付き端末やカラー液晶、シェルタイプ(折りたたみ式等)機種の導入の遅れ、iモードの爆発的ヒットから、J-フォン(現・ソフトバンクモバイル)やNTTドコモに新規契約数で大きく差をつけられ市場占有率は一時期(2002年3月末)3位となった。その後は、他社の3Gエリア展開の遅れや、ボーダフォン(現・ソフトバンクモバイル)の世界戦略機種(VGSシリーズ)投入の失敗もあり、契約数を伸ばし、ガク割やダブル定額での料金戦略やEZ「着うた」、EZ「着うたフル」などのヒットで、年間ベースでの純増数は2004年以降4年連続純増No.1を記録していたが、2007年1月に発表されたソフトバンクモバイルのホワイトプランの人気に押され、2007年5月以降は12ヶ月連続で会社別純増数は2位となった。それにより年度別でも2007年には1位の座をソフトバンクモバイルに渡し、ツーカーの停波もあり、2008年4月には初の純減を記録したため、月別純増数でも4位となった。
なおTCAは、ツーカーの契約者数もKDDI(沖縄セルラー電話を含む)の数値として合算して発表している。そのため、2007年5月から8月の4ヶ月間はauブランドとしての純増数は首位であったが、9月にはブランド別でも2位に転落した。しかし、10月度は首位へと返り咲いたものの、11月度~2008年1月度に大きく転落しソフトバンクとの差が大きく広がる一方で、一時はドコモとの接戦状態になったが2008年2月度~3月度では再び純増数がある程度持ち直してきている。ただし、後述のとおりプリペイド端末を無料で大量に契約させていたことに関して、一部報道機関が指摘し、総務省が対応を検討している。
名称の由来
auブランドを開発した株式会社ジザイズ(ZYXYZ)によると、携帯電話を介し、様々な人やモノとの出会いが生まれ、その出会いを通じて全ての価値が集い合う世界の実現を「『会う』に始まり、『合う』に行き着く」という意味合いから「au」の2文字でシンプルに表現したと説明[2]。一方でauによると、Access, Always, AmenityなどのAと、Unique, Universal, UserなどのUで構成されていると説明している[3][4]。また、「access to u(you)」という意味も込められている[5]。 また、KDDIの合併が決まった時、携帯電話のブランドを決定するにあたり、商標登録が必要となると手続きが非常に煩雑な為に、開発から販売までに1年の期間を要する携帯電話への搭載に間に合わない事、ドコモに対抗するブランドを早期に育成する必要があった事などから、商標登録の不要なアルファベット2文字にする事が決定した、という背景がある。
沿革
前身は日本移動通信(IDO、イドー)とDDIセルラー系地域会社。この両グループで自動車電話、携帯電話事業を展開してきた。IDOが関東・東海/甲信地方を担当し、これ以外の地方(北海道・東北・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)をDDIセルラーグループが担当していた。両社は主な出資企業が異なるが、ローミングなどの関係から、一般には単一グループとして認知されていた。(後述事業展開の部も参照)
日本の移動体通信分野において強大なシェアを誇るNTTドコモグループに対抗するため、2000年7月に両グループのブランドを「au」(エーユー)に一本化後、同年10月にDDI、KDD、IDOの3社が合併して「KDDI」発足。
この時点で残ったDDIセルラー系地域会社については関西セルラーを存続会社として、沖縄以外は同年11月「株式会社エーユー(au)」(本社:大阪市) として統合一本化(合併)された。沖縄県を管轄する沖縄セルラー電話は、地元出資企業への配慮および単独でジャスダック証券取引所に上場している事から現在も別会社のまま存在する。
セルラー地域会社やIDOのシステムは別々に構築されてきたため、沖縄を除いても完全なシステム統合がされたのは2002年頃、沖縄は一部業務・サービスで未だ統合されていない。
「株式会社エーユー」は、翌2001年10月、KDDI本体に吸収合併され、現在は同社の携帯電話事業のブランド名となっている。そのためブランドネームも「au by KDDI」となっている。
アナログ式からデジタル式への移行当初は、他社と同様にPDC方式でサービスを行っていたが、DDIセルラーグループの関西・九州・沖縄セルラーが1998年7月14日から開始したCDMA方式のcdmaOneにIDOや北海道・東北セルラーが1999年4月14日参加し、全国ネット化。
引き換えにPDC方式の縮小を進め、2003年3月31日にPDC方式のサービスを終了し、現在はcdmaOne上位互換の第三世代携帯電話 (3G) 「CDMA2000 1x(のちにCDMA 1Xに改名)」への切り替えを進めている。
EZwebでインターネットにアクセスできるほか、ほとんどの機種がgpsOne技術を利用したGPSに対応する。それを生かして、GPS対応機ではカーナビと同等の機能を持つ「EZ助手席ナビ」や、ハンディナビとして使える「EZナビウォーク」(サービス開始当初は「EZ@NAVI」)を提供している。他にGPSを使った天気予報などのサービスがある。
また、2003年11月28日からは、第三・五世代携帯電話 (3.5G) 「CDMA 1X WIN」の愛称でCDMA2000 1x EV-DO Rev.0のサービスを開始し、「EZ着うたフル」や、端末のみを利用したパケット通信定額制「EZフラット」を初めとした画期的なサービス、端末のデザインなどが評価され、2003年度から2005年度にかけて純増シェアトップを獲得した。
2004年8月1日にEZフラットを終了し、利用量によって料金が変わり、上限額はEZフラットと同額のダブル定額を開始した。EZフラットを利用してきたユーザーはダブル定額へ自動的に移行された。
以下、時系列順に記す:
- 2005年
- 1月 - 他キャリアに先駆けて、公式の課金システムであるまとめてau支払いを一部の勝手サイト(年齢認証が必要なサイトを含む)に向けて提供を開始[要出典]。
- 5月1日 - 「ダブル定額ライト」を開始。定額の費用を最小1050円まで下げられる事、及び全ての料金プランと自由に組合せられる事から「3000円台から定額を始められる」事を宣伝、同時に携帯電話本体のみで完結する全ての機能について価格の上限を設け事実上の定額料金化し、さらに携帯電話を外部の端末に接続しモデムとして利用する際のパケット通信料金の料金体系を一新、WINの戦略を強化している。
- 10月1日 - ツーカーグループ3社のKDDI本体への吸収合併にあわせ、ツーカーからauへの同一番号移行が可能になっている。
- 2006年
- 2月20日 - 単独の契約でも家族割引と年間割引を併用した場合と同等の割引ができる「MY割」を開始。
- 8月より、ソフトバンクモバイルの「自動くりこし」、NTTドコモの「2ヶ月くりこし」に対抗し、無料通話くりこしサービス「無期限くりこし」を開始した。ただし、無期限繰り越しと家族での無料通話を分け合うサービスを選ぶ形となり、NTTドコモのように併用は出来ない。
- 9月より、コンテンツの一斉同時配信(マルチキャスト)を可能にする「BCMCS」を新たに導入する。BCMCSは、同一の無線チャンネルで多くのユーザーにコンテンツを一斉配信できるようにするシステム。コンテンツ配信時における周波数の利用効率とリアルタイム性が向上し、これまで以上の大容量コンテンツの配信が可能になるとしている。KDDIではこれを利用して、H.264をベースに高画質化された「EZチャンネルプラス」や、NTTドコモの「iチャネル」同等の「EZニュースフラッシュ」のサービスを開始する。これらは2006年秋冬モデルから順次対応。
- 10月24日 - 番号ポータビリティ(MNP)が開始された。最初の6日間でauに転入した契約の数は10万1200件と10万件を突破した。一方、auから転出した契約の数は2万600件で、MNP利用者はトータルでは8万600件の純増となった。
- 9月5日 - auの絵文字を他社に送信したときに、自動的に他社の絵文字に変換するサービスを開始(NTTドコモは7月12日より開始)。
- 10月末、着うたフル稼働台数が1000万台を突破。
- 11月、J.D.パワー アジア・パシフィックの調査において顧客満足度首位を獲得、この年の純増首位も獲得し、番号ポータビリティが始まる2006年10月24日前後に、顧客満足度首位をPRしたCMを放映。
- 11月2日 - ソフトバンクモバイルのいわゆる「0円広告」について「景品表示法違反の疑いがある」として公正取引委員会に申告書を提出したが、同年12月12日、「景品表示法第4条第1項第2号の規定に違反するおそれがある表示を行っていた」として、公正取引委員会から注意を受けた[6][7](ドコモも同じく注意[8]、ソフトバンクモバイルは警告を受けた[9])。また、公正取引委員会は、「顧客満足度No.1」を謳うKDDIを含む、これら3社が加盟する社団法人電気通信事業者協会に対し、複雑な料金体系に対する国民からの苦情の多さを指摘した。
- 12月より、NTTドコモやソフトバンクモバイルが導入しているHSDPAに対抗し、下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsと、特に上り方向の速度ががさらに高速化されたCDMA2000 1xEV-DO Rev.Aを開始。受信速度はHSDPAには及ばないが、送信速度が同者の4-5倍高速なのが売り。さらにパケット通信の遅延を制御するQoSも盛り込まれ、IPベースの双方向リアルタイム通信によるサービスも提供可能になる。新サービスとして、一部の2006年冬モデルでVoIPを利用した高品質なテレビ電話サービスを開始。ほかにもVoIP音声通話やブログ、メールなどのサービスを拡張する予定。エリア展開は、CDMA2000との完全上位互換のため、EV-DO Rev.Aエリアでない地域でも、在来のEV-DO Rel.0や1xのエリアを利用できる。当初は東名阪の一部、2006年度末までに全国の政令指定都市をカバーするとし、2009年度中の全国展開を目指す。周波数は主に2GHz帯と一部に割り当てられる800MHz帯(新800MHz帯)を利用する予定で、既存の800MHz帯にはEV-DO Rev.Aは導入されない。
- 12月14日 - WIN端末W44Sにおいて利用料金の誤課金が発生したと発表した。[10]
- 12月17日 - システム障害が発生しナンバーポータビリティでの手続きが行えなくなったと発表した。[11]
- 2007年
- 8月27日- CDMA 1X料金プランのCDMA 1X WIN料金プランへの統合を発表。同年11月12日以降のプラン変更時に適用されるが、通話料が高くなるだけでパケット定額制のメリットを受けられないために通話料の値上げだという不満の声が上がっている。しかし、実際に料金を計算してみると、利用状況によって値下げになる場合と値上げになる場合がある。旧CDMA 1Xの料金プランの方が一般に課金単位が短いため、旧CDMA 1Xの料金プランの方が安くなりやすい。またオフタイムの時間に料金が安くなる料金プランが事実上消えた。
- 9月1日- 新規加入時から基本使用料を半額にする「誰でも割」を開始。この時点でMY割を契約している利用者は自動的に誰でも割に移行するため、MY割は事実上廃止となる。
- 10月9日 - 無料サービスのEZホットインフォにおいて5000万円の誤課金が発生したと発表した。[12]
- 11月12日- 新規契約および機種変更時における携帯電話の購入方法について、利用者の利用スタイルにあわせて選択できる「au買い方セレクト」を開始。この日以降に購入する利用者は端末代が安くなる「フルサポートコース」か通話料が安くなる「シンプルコース」のどちらかを選択することになる。持ち込み(不要になった端末を譲り受けた等)で新規契約や機種変更をする場合は従来のプランとなり、通話料の安いシンプルコースに入ることはできない。
- 11月16日 - 広告チラシについて、NTTドコモとともに公正取引委員会からの警告を受ける。内容としては「誰でも割」の広告チラシに関するものであるが、前年11月に公取委から受けた注意理由と同種のもの(広告の表記に関する問題)であり、1年間で2回も処分を受けるのは異例であることから警告となった。
- 2008年
- 1月16日 - 新共通プラットフォーム「KCP+」を搭載した実機が初めて展示された。
- 2月26日 - 2007年12月以降[13]のプリペイド契約者数の異常な急増が報道される。(→プリペイド契約急増問題)
- 3月1日 - 「家族割」と「誰でも割」(あるいは「スマイルハート割引」)を併用して契約する(既に契約済みを含む)ユーザーを対象に家族間の国内通話を無料化。NTTドコモも同様、同年4月1日より家族間の国内通話を無料化したため全キャリアから家族間通話無料が出揃った。
- 3月19日 - JR東日本が提供する「モバイルSuica」用アプリをW62S以降のEZ FeliCa対応機種よりプリセットすると発表。
- 3月28日 - 既存の京セラ製端末「W42K」の電池パックの不具合について発表した。(→電池パックの不具合についての公表遅れ)
- 5月9日 - 4月の携帯電話契約数がauブランド発足直後の2000年7月以来およそ8年ぶりの大幅純減(-11万8400件)となった。これはツーカー終了による自動解約(23万4,100件の純減)と大量のプリペイド端末無料配布分の有効期限切れによるもので、au単体では11万5,400件の純増である。[14]。
- 6月3日 - 月額利用料が割安な「シンプルコース」を同年6月10日に改定し、新たな料金プラン「新シンプルプラン」7種類を提供する。なお同年6月10日以降は、シンプルコースを選択した場合、W61S(沖縄セルラーは対象外)と2008年夏モデル以降の最新機種のいずれかを購入する際、端末代金を分割払い(割賦販売)で購入する事が可能になる。
諸問題
プリペイド契約急増問題
2007年12月以降、プリペイド契約による契約者数の水増しとも取られかねない販売が行われている事が発覚した。「2008年3月末までに総契約数3000万以上の獲得および市場占有率30%以上の獲得」を目標に台数制限を行わずにプリペイド用携帯電話本体+充電器+通話料500円相当+契約手数料の全セットを無料で配布していたことから市場競争の健全性を阻害する危険性があるとして総務省が対応を検討している[15]。KDDIでは「ツーカープリペイドサービス(「プリティ」→「プリケー」)利用者へのお試し用」と説明しており、最大で純増数のおよそ50%を占めるほどの伸びを示している[16]。また、産経新聞によると、地方を含む一部のキャリアショップ以外の一般店舗でも販売されていて、純増数が何の指針にもならなくなる危険性が指摘されている。その後、同年3月12日に行われたKDDIの定例社長会見で小野寺正社長兼会長は上記の通りこの事実を認めている[17][18]。
電池パックの不具合についての公表遅れ
2008年3月28日、既存の京セラ製端末「W42K」の電池パックの不具合が原因となって電池パックが破裂・損傷する事故がこれまでに13件発生し、一部で電池パックの破裂や損傷する事故によって火傷などの怪我を負ったユーザーも存在すると発表した。KDDIは急遽、対象機種の約21万4000台分の電池パックを緊急回収すると発表。更に原因究明から発表までの2週間に2件の事故が新たに発覚しており、KDDI側と京セラ側の対応の遅れぶりがそれぞれ目立っている[19][20]。
また同年4月12日には、また新たに2件の発煙および発熱する事故が発覚している。
事業展開概説
1985年の通信事業の自由化により、自動車電話事業への初めての新規参入に対し、京セラグループとトヨタ自動車グループが名乗りを上げ、調整の結果、トヨタが関東・甲信・東海地区を、それ以外の地区を京セラグループが参入することに決定した。 それぞれ、1987年にトヨタグループの「日本移動通信」、京セラ・DDI系の関西セルラーが設立され、日本移動通信は、NTT大容量方式(ハイキャップ)による自動車電話サービス事業を1988年12月に開始。一方、京セラグループでは、1988年頃から地区別に、後述のような企業「○○セルラー電話」が設立され、モトローラ開発のアナログ式自動車電話TACS方式によるサービス事業を開始した。
事業開始時期
関東・東海地区
- 1988年12月 - 日本移動通信(IDO)
その他の地域
- 1989年7月 - 関西セルラー電話
- 1989年12月 - 中国・九州セルラー電話
- 1990年4月 - 東北セルラー電話
- 1990年8月 - 北海道セルラー電話
- 1990年9月 - 北陸セルラー電話
- 1990年12月 - 四国セルラー電話
- 1992年10月 - 沖縄セルラー電話
アナログ通信方式の統一とデジタルPDC方式の共同展開
この結果、関東・東海・甲信地区と、関西などとの地区でシステムの互換性がなく、相互利用ができない事態となり、モトローラの本国アメリカの圧力もあり、政治問題に発展した。このアメリカの政治的圧力に押される形で、1991年10月に、IDOも東京23区からTACS方式の導入を始め、1992年12月にようやく両グループのTACS方式のローミングが開始され、相互利用が可能になった。なお、TACS方式は、KDDI発足の前日である2000年9月30日にサービスが廃止された。
1994年からはTACS方式と並行して第2世代方式であるデジタル (PDC) 方式を導入。PDC方式は2003年にサービスが廃止された。後述のcdma方式は1998年に開始しているため、一定期間は3方式が併存していた形となる。
ただし、2005年10月1日にツーカーグループを吸収合併したことに伴い、事実上、一時的であるがKDDIのPDC方式サービスが復活したものの、2008年3月31日をもってツーカーそのもののサービスが終了した。ツーカーのサービス終了時期が決まったことによりauへの乗換促進がこれまでよりも強化された。
PDC方式導入時期
- 1994年4月 - 関西セルラー
- 1994年6月 - IDO(関東圏)
- 1995年9月 - 北陸セルラー
- 1995年11月 - IDO(中部圏)
- 1995年12月 - 中国・九州セルラー
- 1996年4月 - 北海道セルラー
- 1996年8月 - 東北セルラー
- 1996年10月 - 四国セルラー
- 1996年11月 - 沖縄セルラー
PDC方式ドコモローミング体制から全国共通CDMA方式体制へ
サービス開始当時は、全国展開ではなく、全国展開後も人口カバー率が低かったため、希望するユーザーに対しては、「ドコモローミング」というサービスを準備し、自社電波を受信できない地域(IDO利用者はセルラーエリア、セルラー利用者はIDOエリア)で、NTTドコモのPDC回線を日額計算で利用できるようにしていた。しかし、IDO-セルラーエリアが全国展開になり、人口カバー率が9割以上達成してからは、希望者も少なく通話料が割高なため有名無実なサービスとなっていた。しかし、PDC方式の展開が遅かったためかシェアは上がらず、ついに日本で初めて2.5世代携帯電話である、CDMA方式 (cdmaOne) を採用することになった。
cdmaOne方式導入時期
この施策は一定の成果があり、現在進めている第三世代方式CDMA2000方式の土台にもなっている。
携帯電話端末のシリーズと型番一覧
CDMA 1X WINとCDMA 1X
第三世代携帯電話 (3G) に分類されるCDMA 1X WINシリーズとCDMA 1Xシリーズは2007年現在、auの主力シリーズである。
CDMA 1X WIN端末
CDMA 1X WIN端末の型番はWで始まる(CDMA 1X EV-DO Rev.A対応端末を含む)ため、Wシリーズとも呼ばれる。約款上はau ICカードに対応しない音声型端末が「第3種auデュアル」、au ICカードに対応する音声型端末が「UIMサービス」、カード型端末が「第3種auパケット」契約である。
Wのあとには2桁の数字が続き、最後には各メーカー毎に割り振られたアルファベットによる略称が付く。
携帯電話型端末においては、数字の1桁目でサービス開始からの経過年数を表し、その端末がどの年に発売されたかを表している。サービスの開始は2003年であることから、初年の端末は「1」、サービス開始2年目の2004年の端末では「2」というように割り当てられる。ただし、マイナーチェンジ端末では、ベースとなった端末の型番の後に「II」や「III」をつけるというルールを優先するため、この規則は適用されない(例:2006年発売のW33SA II、2007年発売のW43H II、W44K II、LEXUS W44T IIIなど)。
数字の2桁目は、メーカー毎の続き番号である。ただし年が代わるとこの数字はリセットされ、再び1から使われはじめる。CDMA 1Xと異なり他メーカーと続き番号を共有しないため、ソフトバンクモバイルやツーカー同様同じ数字を持つ端末が複数存在しうる。また、同時期に発売された端末でもメーカーによって2桁目の数字の大小は異なることになる。
なお、PCカード型などの非携帯電話型端末(パソコンやPDAなどに差し込んで、主にデータ通信を行うタイプ)にはW00番台が割り当てられている。こちらの2桁目は携帯電話型端末と異なり、CDMA 1X同様メーカーの区別の無い続き番号となっている。
「ガク割」(学生割引)には対応していないことから、当初は大人(成人)向け、あるいはパケット通信をよく使うパワーユーザー向けといった位置付けだったが、現在では「誰でも割」などの割引サービスも増え、端末自体の価格も安い機種が出るようになり、全てのユーザーを対象としたサービスの展開を行っている。
- W10番台 - W60番台(携帯電話型端末)
規格・方式
☆印 - 「CDMA 1X EV-DO Rev.A(レブ・エー)」対応の端末(06年冬モデルのみ)。
★印 - 「CDMA 1X EV-DO Rev.A」および「KCP+」対応の端末(07年秋冬モデルから)。
○印 - グローバルパスポートGSM対応端末(08年春モデルから)。
●印 - グローバルパスポートCDMA対応端末(08年夏モデルから)。
モデル・シーズン
【】 - 本来のシーズンからずれ込んでの最終的な端末のシーズン(08年春モデルのみ)。
メーカー・ブランド
※印 - au design projectの端末。
□印 - 鳥取三洋電機(現 三洋電機コンシューマエレクトロニクス)製の端末(08年春モデルまで)。
■印 - 京セラ製SANYOブランドの端末(08年春モデルから)。
◇印 - PiPitまたは全国のトヨタの各ディーラー専売モデルの端末(06年他モデルのみ)。
◆印 - 全国のレクサス店専売モデルの端末(07年他モデルのみ)。
- W00番台(非携帯電話型端末)
- 続き番号: W01K、W02H、W03H、W04K(2007年11月から3.1Mbps対応)、W05K(2007.12.22~発売 WINシングル定額対応)
- E00番台(法人向け端末)
CDMA 1X端末
CDMA 1X端末の型番はAで始まるため、Aシリーズとも呼ばれる。約款上は「第2種auデュアル」契約である。
型番ルールは基本的にcdmaOne末期から引き継いだもので、Aの後には4桁の数字が並び、最後には各メーカー毎に割り振られた1、2文字の略称が付く。
数字の上1桁目はグレードを表し、ローエンド機は「1」、ミドルレンジ機は「3」、ハイエンド機は「5」が割り当てられていた。ただし、Aシリーズにおいて実際に3000番台が使われたのは当初の2002年のみである。これは5000番台との差がムービーの再生に対応するかしないかだけであり、着うたの技術がムービー機能と密接に関わっているためである。ローエンド機にも着うたが普及し同時にムービーメールも普及し、さらにWIN端末もラインナップの中核に台頭してくるようになると、3000番台は存在を消した。今では、5000番台はWIN端末にハイエンドの座を取って代わられ、ミドルレンジ的な位置づけであるといえる。
数字の上2桁目もグレードに関係し、従来に比べ機能強化などがなされた場合に繰り上げられる。しかし不明瞭な繰上げや、機能と型番が一致しない例外が多く、あまり有効な使い方はなされていないといえる。後述の一覧も半ば結果論的に分類したものでしかない。
数字の上3桁、4桁目は上記2桁を踏まえたうえでの続き番号である。この番号の扱いにはCDMA 1X WINの携帯電話型端末と違い、メーカーの区別がない。そのため同じ型番をもつ端末は基本的に1つだけである。
また、CDMA 1X開始当初の端末では上3桁目に一律「1」が割り当てられていた。これは、末期のcdmaOne端末との区別を図ったためと考えられる。
なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていない。
2005年秋、「簡単ケータイS」として「A101K」が発表された。番号が3桁であるのは、この機種が通話専用であることから他の機種の型番との差別化を図った結果だと考えられる。
- A1000番台(ローエンド。EZナビ非対応)
- A101xシリーズ(EZWeb@mail対応、WAP2.0非対応)
- A11xxシリーズ(EZWebMulti・WAP2.0対応)
- A13xxシリーズ(ムービーメール対応)
- A14xxシリーズ(ムービーメール(Mサイズ)対応)
| 京セラ (K) |
パンテック&キュリテル (PT) |
ソニー・エリクソン (S) |
三洋電機 (SA) |
鳥取三洋 (ST) |
東芝 (T) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| A1010番台 | A1012K/K II A1013K |
A1011ST A1014ST |
||||
| A1100番台 | A1101S | |||||
| A1300番台 | A1301S | A1302SA A1303SA A1305SA |
A1304T/T II | |||
| A1400番台 | A1401K A1403K |
A1405PT A1406PT (簡単ケータイ) A1407PT (簡単ケータイ) |
A1402S/S II A1404S/S II |
- A3000番台(ミドルレンジ。当初よりEZWebMulti・WAP2.0・EZアプリ・EZナビ対応)
- A301xシリーズ(EZムービー非対応)
| カシオ (CA) |
ソニー・エリクソン (S) |
三洋電機 (SA) |
東芝 (T) |
|
|---|---|---|---|---|
| A3010番台 | A3012CA | A3014S | A3011SA A3015SA |
A3013T |
- A5000番台(ハイエンド。当初よりEZWebMulti・WAP2.0・EZアプリ・EZナビ・EZムービー対応)
- A501xシリーズ(携帯電話によるクレジット決済 (Kei-Credit) 、UIMカード(au ICカード)試験端末。一般ユーザーのテスター限定に貸与されたA5011HMCのみ)
- A53xxシリーズ(ムービーメール対応)
- A54xxシリーズ(ムービーメール(Mサイズ)対応)
- A55xxシリーズ(EZナビウォーク・ムービーメール(Mサイズ)対応)
| カシオ (CA) |
日立 (H) |
京セラ (K) |
ソニー・エリクソン (S) |
三洋電機 (SA) |
鳥取三洋 (ST,SA) |
東芝 (T) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A5010番台 | A5011HMC | ||||||
| A5300番台 | A5302CA | A5303H/H II | A5305K | A5306ST INFOBAR (A5307ST) ※ |
A5301T A5304T |
||
| A5400番台 | A5401CA/CA II A5403CA A5406CA A5407CA |
A5402S A5404S |
A5405SA | ||||
| A5500番台 | A5512CA G'zOne TYPE-R (A5513CA) |
A5502K A5515K A5521K A5526K A5528K (簡単ケータイ) |
A5503SA A5505SA A5522SA A5527SA |
A5507SA talby (A5508SA) ※ Sweets(A5510SA) A5514SA A5518SA Sweets pure (A5519SA) A5520SA/SA II (ジュニアケータイ) Sweets cute (A5524SA) A5525SA (ジュニアケータイ) |
A5501T A5504T A5506T A5509T A5511T A5516T A5517T (簡単ケータイ) A5523T A5529T |
※印 - au design projectの端末。
- A100番台(2006年1月現在、A101Kのみ。通話専用)
- 簡単ケータイS(A101K)
- B00番台(2006年8月現在、B01Kのみ。法人専用端末)
- B01K
CDMAぷりペイドは、北海道でA5528K、東北でA5528K、北陸でA5527SA、A5528K、A5529T、関東でA5528K、A5529T、中部でA5525SA(ドレミレッドのみ)、A5528K(ピンクのみ)、A5529T(カームピンクのみ)、関西でSweets cute、A5526K、A5527SA、A5528K、A5529T、中国でA5527SA、A5528K、A5529T、四国でA5527SA、A5528K、九州でA5529T(カームピンクのみ)、沖縄でA1406PTとなっている。(2008年2月29日現在)
cdmaOne
しばしば2.5世代と呼ばれるcdmaOneは、2002年4月にCDMA 1Xサービスが開始されるまでauの主力だったシリーズである。
cdmaOne端末の型番は初期のものを除きCで始まるため、Cシリーズとも呼ばれる。約款上は音声型端末が「第1種auデュアル」、カード型端末が「第1種auパケット」契約である。
末期のcdmaOne端末
cdmaOneシリーズでは長年3桁の型番が使われていたが、CDMA 1Xサービス開始直前の2001年冬モデルでは4桁化された。
この型番をもったcdmaOne端末はわずか6機種しか発売されなかったものの、WAP2.0、eznavigation(現・EZナビ)、ezmovie(現・EZムービー)といった新サービスが多く導入され、その後のau端末の流れを作った端末群である。
なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていない。
- C1000番台(ローエンド。EZWeb@mail対応)
- C1001SA
- C1002S
- C3000番台(ミドルレンジ。EZWebMulti・WAP2.0・eznavigation対応)
- C3001H
- C3002K
- C3003P
- C5000番台(ハイエンド。EZWebMulti・WAP2.0・eznavigation・ezmovie対応)
- C5001T
初期~中期のcdmaOne端末
cdmaOneの全国ネットが完成した1999年4月から2001年秋モデルまでのcdmaOne端末では、3桁の型番が使われていた。
このシリーズでは、最初期のようなTACSとのデュアルモードではなくcdmaOne専用機となり、旧IDOからもようやくcdmaOne端末が提供されるとともに、cdmaOne端末については旧IDOと旧DDIセルラーの型番が統一された。
当初は、EZweb(旧IDOではEZaccess)に対応するC200シリーズと、非対応のC100シリーズの2シリーズから提供が開始され、その後は主にEZwebに関する機能向上などがあるたびに、型番が100もしくは50繰り上げられた新シリーズが登場した。
この型番ルールでは、PCカード型などの非携帯電話型端末も、通常の端末と区別しない型番を採用していたため、C300番台にはこれらと携帯電話型端末が混在する。
このころから、マイナーチェンジ端末ではベースとなった端末の型番の後に「II」をつけるようになった。
このシリーズの一部では、C101Sのように現在のCDMA 1Xには対応できない機種もあり、ユーザに対しては新しい機種への無料交換などの措置が取られている。
- C100番台
- C100シリーズ(EZwebに非対応)
- C100M、C101S(2004年8月以降使用不能、ソフトウェアアップグレードが必要)、C102K、C103T、C104SA、C105P、C106ST、C107K、C111SA
- C100シリーズ(EZwebに非対応)
- C200番台(回線交換型(使用時間に応じての従量制)のEZwebに対応)
- C200シリーズ
- C201H、C202DE
- C200シリーズ
- C300番台(パケット通信型のEZwebに対応)
- C400番台(EZweb@mailに対応)
アナログとPDC
DDIセルラー時代は、アナログ機がHP-xx、デジタル (PDC) 機がHD-xxで、10から番号を10刻みで振り、末尾にはメーカーの略号がつく(マイナーチェンジすると番号が1つ進む)。そのため、現在のCDMA 1X WIN端末のように同じ番号を持つ端末が複数存在した。1998年ごろにcdmaOne機はCで始まり、PDCデジタル機はDで始まる現在と同じ形式に変更されたが、これ以前に発売された機種は、改番されずにそのまま最後まで販売されていた。
また、IDOはこれとはまた別の法則で番号を振っていた。 1995年頃には
- ハイキャップ - H1xx
- TACS - T2xx
- PDC - D3xx
という型番のつけ方がされた。DDIセルラーとは異なり、メーカーの略号はつけていない。 基本的には、新機種の発売順に従って、メーカーに関係なく型番が一つずつ増やされる方式であった。
1997年には、通信速度9600bps対応のGシリーズとして、501G(東芝)・502G(松下)が発売された。以後はやはり新機種の発売順に従って、メーカーや機能に関係なく型番が一つずつ増やされる方式が取られ、PDC方式向けに回線交換EZaccessサービスが開始されると700番代になり、最終は705G(DDIセルラーD306S相当、1桁目が異なるのはDDIセルラーD301SA相当の端末がIDOエリアでは未発売のため)である。
- IDO H100番台
- ハイキャップミニモ
- H101/H101II(松下)、H102(松下)、H103/H103II(NEC)、H104(松下)、H107(富士通)
- ハイキャップミニモ
- IDO T200番台
- TACSミニモ
- T201(東芝)、T202(国際電気)、T203(NEC)、T204(日本電装)、T205(沖電気)、T206(ソニー)、T207(モトローラ)、T208(京セラ)、T209(日本電装)、T211/T211 II(京セラ)、T212(モトローラ)、T213(日本無線)、T214(京セラ)、T217(モトローラ)、T218(京セラ)
- TACSミニモ
- IDO D300番台
- デジタルミニモ
- D301(東芝)、D302(ノキア)、D303(NEC)、D304(東芝)、D305(NEC)、D306(京セラ)、D307(モトローラ)、D309(日本電装)、D310(松下)、D311/D311 II(富士通)、D312(日本電装)、D313(国際電気)、D314(三洋)、D315(ノキア)、D316(京セラ)、D317(日立)、D319(日本電装)、D320(国際電気)
- デジタルカーフォン
- D308(日本電装)
- デジタルミニモ
- IDO 500番台
- デジタルミニモ
- 501G(東芝)、502G(松下)、503G(富士通)、506G(三洋)、507G(日立)、508G(京セラ)、509G(デンソー)、510G(京セラ)、511G(ソニー)
- 521G/G II(松下)、522G(東芝)、523G(パイオニア)、524G(富士通)、525G(三洋)、526G(京セラ)、527G(ソニー)、528G(デンソー)、529G(京セラ)、530G(東芝)、531G(松下)、532G(三洋)、533G(京セラ)、534G(ソニー)、535G(京セラ)、536G(京セラ)、537G(京セラ)、538G(三洋)、539G(デンソー)
- デジタルカーフォン
- 500G(デンソー)
- デジタルミニモ
- IDO 600番台(プリペイド対応)
- デジタルミニモ
- 601G(京セラ)、602G(デンソー)、603G(京セラ)、604G(ソニー)、605G(京セラ)、606G(松下)
- デジタルミニモ
- DDIセルラー D100番台
- DIGITALセルラーホン
- D101P
- DIGITALセルラーホン
- DDIセルラー D200番台
- DIGITALセルラーホン
- D201K、D202K、D203T、D204SA、D205S、D206K、D207K、D208N、D209P、D210DE
- DIGITALセルラーホン
- DDIセルラー D300番台/IDO 700番台
- D301SA
- D302T/701G
- D303K/702G
- D304K/703G
- D305P/704G
- D306S/705G
端末SAR値の一覧
上位の端末では、一部のPHSと匹敵(またはそれ以下)するほどの低SAR値を実現している。
| 機種名 | SAR値 (W/kg) | メーカー名 | (トップとの比率) | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | W42SA | 0.102 | 鳥取三洋電機 | 1倍 |
| 2位 | W21CA | 0.113 | カシオ計算機 | 1.11倍 |
| 2位 | W31CA | 0.113 | カシオ計算機 | 1.11倍 |
| 4位 | W56T | 0.114 | 東芝 | 1.12倍 |
| 5位 | W54S | 0.178 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | 1.75倍 |
| 6位 | A5512CA | 0.185 | カシオ計算機 | 1.81倍 |
| 7位 | W44K | 0.207 | 京セラ | 2.03倍 |
| 8位 | W44K II | 0.210 | 京セラ | 2.06倍 |
| 8位 | W62SA | 0.210 | 鳥取三洋電機 | 2.06倍 |
| 10位 | A5526K | 0.212 | 京セラ | 2.08倍 |
| 機種名 | SAR値(W/kg) | メーカー名 | (トップとの比率) | |
|---|---|---|---|---|
| 9位 | A5305K | 1.15 | 京セラ | 11.3倍 |
| 9位 | W42S(ウォークマンケータイ) | 1.15 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | 11.3倍 |
| 8位 | A5521K | 1.20 | 京セラ | 11.8倍 |
| 7位 | A5306ST | 1.21 | 三洋マルチメディア鳥取 | 11.9倍 |
| 5位 | W61PT | 1.22 | パンテック&キュリテル | 12.0倍 |
| 5位 | A5405SA | 1.22 | 三洋マルチメディア鳥取 | 12.0倍 |
| 4位 | A101K(簡単ケータイS) | 1.34 | 京セラ | 13.1倍 |
| 3位 | W52H | 1.38 | 日立製作所 | 13.5倍 |
| 2位 | A3013T | 1.48 | 東芝 | 14.5倍 |
| 1位 | C415T | 1.52 | 東芝 | 14.9倍 |
携帯電話端末供給メーカー
- 2008年7月現在
- かつて旧セルラーの端末は、メーカーごとに箱と取扱説明書の色を変えていた。この項ではこれについても付記する。なお、現在は一部を除きauのシンボルカラーである橙色に統一されている[21]。
端末を供給しているメーカー
- ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(旧・ソニー)
- 略称「S」(旧・箱色:桃色)
- ジョグダイヤルや予測変換入力POBox Pro(W43S以降、Advanced Wnn V2との組み合わせ)を採用した事による独特の操作体系や、メモリースティックを利用したソニー製品との連携機能、他キャリアに先駆けた「着せ替えケータイ」等、他社にはない独特の雰囲気を持ち、固定ファンが多い。Felica(おサイフケータイのICチップ)の開発会社も同グループである。なお外部メディアに関してはほとんどメモリースティック系メディアが用いられていた(2007年10月発売のW53Sまで。なお、ウォークマンケータイ W52Sはメモリースティックマイクロが基本だが付属のmicroSDカード用変換アダプターを使用する事でmicroSDカードに対応する)が、2008年2月発売のW54S以降からはmicroSDカード対応に統一された。
- C404S DiVA - au初の外部メモリースロット(MGメモリースティック)を搭載し、光デジタル/アナログ端子でCDプレイヤーなどから録音した音楽を再生できるシリコンオーディオ機能が特徴的な機種。EZwebからの楽曲ダウンロードはできないが、同時期のドコモSO502iWMと共に現在の音楽ケータイ路線の源流とも言える存在。
- C406S - 国内初の着せ替え端末
- C413S - 日本初、そしてau初のBluetooth搭載端末。
- A5402S - au初のQVGA液晶を搭載した。
- A1402S/S II - auで初めて赤外線通信に対応した。
- ウォークマンケータイ W42S - 国内で初めてソニーの「ウォークマン」ブランドを冠した携帯電話。ワンタッチで楽曲再生の操作が可能なミュージックシャトル、1GBの大容量内蔵メモリー、30時間連続再生可能なバッテリーなど、音楽機能を重視した機種。
- W43S - 解像度240×432ピクセルのフルワイドQVGA液晶を業界で初めて搭載した。
- W44S - 携帯電話初の地上デジタルラジオ+ワンセグに対応した縦横両開きのフラグシップ端末。
- W54S - 同社初のEV-DO Rev.Aに対応したハイエンド端末でワンセグ、テレビ電話などに対応。外部メディアは同社の端末には珍しくmicroSDカードのみ対応。また同社のC413S以来、Bluetoothが復活した。尚、この端末に限り製造委託元は東芝となっているためか外見も内側も後述のW56Tに酷似している。
- W61S - 同社のEV-DO Rev.A対応2号機で「Cyber-shotケータイ」の名を持つ。5MピクセルのAFカメラやBluetooth、ワンセグ、W54S同様「KCP+」やテレビ電話にも対応した全部入りのスライド式フラグシップ端末。
- W62S - auの1X WIN対応機種初のグローバルパスポートGSM(GSMローミング)に対応した端末。オーソドックスな折りたたみ式を採用するが本体の背面パネルの一部に本物のジュラルミン(ただし塗装済み)の素材を用いる。
- フルチェンケータイ re-業界初のフルチェンに対応した機種
- カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
- 2004年4月に発足したカシオ計算機と日立製作所の携帯端末部門統合会社。主に開発工程全般を担当し、製造以降の工程はカシオ、日立で別個に行う。A5406CA、W22H以降から、カシオ日立開発のソフトウェアが搭載されている。
- カシオ計算機
-
W31CA 2005年 - 略称「CA」(旧・箱色:青紫色)
- デジタルカメラを開発・発売している会社であることを生かし、カメラ機能を重視した端末を多く発表した。
- 同社の看板商品である腕時計「G-SHOCK」の技術を生かして、耐水・耐衝撃機能を搭載したG'zOneシリーズを製作していたが、2001年のC452CA以降は、後継機種はしばらくの間リリースされていなかった。しかし、同シリーズは利用者から多くの復活要望が寄せられ、2005年5月26日、後継機種となる新型の折りたたみ式「G'zOne TYPE-R (A5513CA) 」が発表されて話題となった。アメリカで行われた「2005 International CES」においてはモックアップ(模擬端末)の参考出品がなされていた。さらに、2006年5月22日、CDMA 1X WIN対応となったG'zOne W42CAが発表された。
- A5512CAから始まったプリセットコンテンツの強化やG'zOneシリーズに加え、使いやすさを第一に考えた端末作りにより、2005年度および2006年度のJ.D.パワー アジア・パシフィックの携帯電話端末製造メーカー別顧客満足度で首位を獲得した事がある。
- なお、カシオ製の国内向け端末は現時点ではau向けのみである。日本語入力システムはATOK。
- A3012CA - au初のカメラ付き携帯電話。
- A5302CA - au初の着うた対応端末。31万画素のダイナストロンCMOSイメージセンサを搭載し、前機種より画質が向上している。
- A5401CA - 有効画素数124万画素のCCDセンサーを搭載した、au初のメガピクセルケータイ。
- A5403CA - オートフォーカス付き200万画素1/2.7インチのCCDカメラを搭載した、au初の200万画素モデル。USBクレードルを採用し、専用のアプリケーションをインストールしたPCと接続すると、充電台にセットするだけでカメラ画像の転送やOutlookとのスケジュール同期が可能。
- A5406CA - 1/1.8型 320万画素という大判CCDを搭載した。
- A5407CA - A5403CAのマイナーチェンジモデル。レンズの歪みに起因する明るさのムラ(通称:暗黒オーラ)が改善されている。
- W21CA/CA II - 同社初のCDMA 1X WIN端末。縦長液晶やPCサイトビューアーの搭載、2軸ヒンジなど、新しい要素も取り入れ、シンプルなデザインで多機能だった。
- W31CA - W21CAとほぼ同じ形でカメラを高画素化し、PCドキュメントビューアを搭載。
- W41CA - 従来の2軸ヒンジ端末より薄型で、女性をターゲットに発売し、2006年度に発表および発売されたモデルの中で一番の人気機種となった。プリセットされている待ち受け画面などに登場するアデリーペンギンが話題となった。
- W43CA - A5512CAの後継端末。待ち受け画面のペンギンは「2軸構造の端末に住む」という設定のため、ゲスト出演とされた。「W43CA」開発者インタビュー
- E03CA - W42CAをベースにした法人向け防水・耐衝撃端末で、Bluetoothに対応。1,200mAhの大容量バッテリーも特徴的。
- W51CA - W41CAの後継端末。ワンセグ機能を初搭載し、発売当時搭載機種最長の連続視聴時間5時間30分を実現した。サブ液晶も搭載している。また、アデリーペンギンもW41CAに引き続き登場する。
- W52CA - IPX5/IPX7相当の防水機能を持つ、世界初の防水ワンセグ端末。サイズ的には上記のG'zOne TYPE-RやW42CAよりかなり小さく、一般端末並にコンパクトだが、耐衝撃性能は持たないため、G'zOneの名は冠さない。
- EXILIMケータイ W53CA - カシオ計算機製デジタルカメラEXILIMの名を冠した端末。安価なCMOSへシフトしたためCCDを搭載しているW21CAやW31CAには及ばないものの、現行機種の中ではトップクラスの画質を誇る。
- W61CA - W52CAの防水機能に加えW53CAとほぼ同じスペックの5MピクセルのAFカメラを搭載し、それぞれの特徴を織り交ぜたワンセグ対応端末。ただし特別にカメラ機能に特化した端末でないためEXILIMケータイの名は付かない。カシオ製端末恒例の「アデリーペンギン」がプリセット(既存の白黒バージョンのほか、今回はカラーバージョンも存在し、アニメーションのパターンもある程度追加されている)されている以外にW52CAやW53CAでおなじみのカツオの「ボニット」がこの端末にも登場している。
- 日立製作所
- 略称「H」(旧・箱色:エメラルドグリーン)
- 最新の技術を使用したワンセグやEZFeliCa対応の高機能端末の製作(この件に関しては、後述の東芝も同様)を行うことが多い。また、「気配りスイッチ」と呼ばれる独特のマナーモード切替方式も根強い人気がある。
- 2004年11月に発売されたau初のスライド式端末W22Hからは、カシオ製端末とほぼ同等の内部ソフトを採用し、また気配りスイッチの搭載が見送られる等独自性がやや薄れたが、ワンセグ放送対応のW41H・W43H/H II で「ワンセグケータイの日立」を強調した。
- 国内メーカーのほとんどが折りたたみ端末に移行する中でもストレート端末を製造し続けていたが、A5303H/H II(日立最後のCDMA 1X端末)から折りたたみ式に移行した。
- 着信メロディとして「日立の樹」(この木なんの木)が入っていたが、C3001H(日立最後のストレート端末)以降の機種では日立 世界・ふしぎ発見!の初代オープニングテーマに変更される。しかし、W41Hより再度「日立の樹」がプリセットされた。
- 日本語入力システムはATOK。なお、日立製の端末はカシオ同様、今のところau向けのみである。
- C201H - 初のEZweb端末。
- C309H - 世界初の16和音着信メロディ対応機。au初のカラー液晶採用機種でもある。
- C451H - au初のezplus(Javaアプリケーション)対応機。
- C3001H - au初のGPS対応機。
- A5303H - au初の着うた対応機。日立としては初の折り畳み構造を採用。SH-Mobileアプリケーションプロセッサを搭載したためezplus(JAVA)アプリを圧倒的な速さで実行可能。
- W11H - 初のCDMA 1X WIN対応機。W11Kの兄弟機にあたる。
- W21H - 内部のソフトウェアがカシオ計算機製に変更となり、気くばりスイッチ(シーンに合わせて待ち受けや着信音などを最大3パターン切り替えができる)や気くばりセンサー(周囲の明るさに応じてバックライト調整・着信音鳴動中に暗い所から明るくなると音量が最小になる)が廃止された。
- W22H - au初のスライド式の構造を採用した機種。
- W31H - 全面銀色の丸みを帯びたタマゴ型が特徴の機種。サイトウマコト氏によるデザインとなっているがキー部のフォントは足立裕司氏によるMajor Kongが盗用されていた事が判明しKDDIが足立氏に謝罪する事態となった。
- W32H - au初のEZ FeliCa・au ICカード対応機。
- W41H - ワンセグ対応のハイエンド端末。
- W42H - Wシーン機能を搭載し、気くばりスイッチと同等の機能が復活した。
- W43H - W41Hの後継端末。
- W51H - ワンセグ機能が省かれたが、2.9インチのWVGA液晶と指紋認証機能が搭載されている。指紋センサーはPCサイトビューアーのポインタ操作にも使用できる。
- W52H - 大容量バッテリーを装備し、ワンセグ連続視聴時間7時間を実現。
- Woooケータイ W53H - ワン

