山口県
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山口県(やまぐちけん、英語表記:Yamaguchi Prefecture)は、日本の県の一つで、本州最西端に位置する県。中国地方を構成する5県のうちの1つで、九州地方との連接点の地域である。
目次 |
概要
県庁所在地は山口市。中国地方を構成する県(中国五県)の一つで、県土の大半は山陽地方に含まれ、北部の萩市・長門市が山陰地方の西端に当たるとされる。県西部を中心に経済面などで北九州地区とのつながりも深い。 県東部は広島県地域とのつながりが密接である。 令制国の周防国と長門国に相当するので、防長(ぼうちょう)という別名を持つ。周防国と長門国は後に毛利氏によって統治され、江戸時代にはあわせて長州藩と称していたことから、長州(ちょうしゅう)と呼ばれることもある。
県魚に指定されている下関市のフグは日本一の市場取扱量を占める。地元や周辺地域では、主に取扱業者やマスコミなどが縁起を担いでフグとは呼ばず「フク」と呼ぶ(フグが「不遇」につながり、フクが「福」につながる為とされている)が、日常会話で「フク」ということは少ない。
山口県では日常的に山口方言が使用されている。
地理
東側を除く三方を海に囲まれ、その中央部を中国山地が横断している。中国山地に水源を発する河川がいくつか存在するが、河口付近を除けば海沿いに平地は多くなく(特に日本海側)、内陸部の川沿いを中心に盆地が点在する。
- 周辺海域
- 主な河川
気候
全体的には、太平洋側気候だが、日本海側から内陸部にかけては日本海側気候で、冬には曇りの日が多く、雪も見られる。特に内陸部の阿東町、萩市内陸部、周南市や岩国市のそれぞれ北部などは、県内でも積雪がみられる地域である。北部は日本海に面しており、波が高く、海がしける事も少なくない。
瀬戸内海側は瀬戸内海式気候で、一年を通して雨が少なく、比較的温暖な気候である。冬でも中国山地に季節風が抑えられるので、日本海側と比べて曇りの日は少なく、晴れる日も多い。積雪も一冬に数回程度である。日本海側に対し、内海の瀬戸内海側では波は穏やかである。
関門海峡周辺の下関市、山陽小野田市、宇部市などでは日本海側気候と瀬戸内海式気候との境界にあたり、二面性を持つ気候である。冬は周防灘側でも曇りがちの天気になりやすく、時雨や雪を降らせる事もある。しかし、周防灘は穏やかで荒れる事は少ない。
上記のように、同じ県内でも地域ごとの気象傾向に差があることもあり、天気予報を発表する際の一次細分区域は「西部」「中部」「東部」「北部」の4つに設定されている。2003年3月3日には気象に関する注警報・警報発表区域の細分化(二次細分区域の設定)が行われ、県内が7区域「西部」(豊田/下関・宇部)、「中部」(山口・防府/周南・北玖珂)、「東部」、「北部」(長門/萩・美祢)に細分化された。2007年3月1日には市町村合併を反映する形で二次細分区域が再編され、二次細分区域が8区域に再設定されている。
- 現行の気象区分(2007年3月1日現在、カッコ内は二次細分区域)
- 山口県西部(下関/宇部・山陽小野田)
- 山口県中部(山口・防府/周南・下松)
- 山口県東部(岩国/柳井・光)
- 山口県北部(長門/萩・美祢)
自然公園
歴史
県名の由来
原始・古代
- 古くは大陸文化の窓口として栄え、綾羅木郷遺跡や土井ヶ浜遺跡などの弥生遺跡が多数残る。
- 現在の長門市油谷に世界三大美女のうちの一人といわれる楊貴妃が流れ着いたといわれる。
- 飛鳥時代には、百済復興戦争の敗戦により、国防最前線として朝鮮式の山城が築かれた。
- 奈良時代以降は、長門・周防の2国が設置された。日本唯一の鋳銭所が最初は下関市、のちに山口市に置かれていた地域で、奈良時代から平安時代初期の貨幣が鋳造された。今も山口市には鋳銭司(すぜんじ)という地名や学校名(山口市立鋳銭司小学校)がある。
- 平安時代末期には大規模内乱(源平合戦)の最終決戦地となった。その内乱の際に焼失した東大寺を復興するため、重源の指導のもとで周防が東大寺料国となった。
中世
- 鎌倉時代には、元寇の危機への最前線司令部として長門探題が設置された。
- 南北朝時代には、周防の大内氏と長門の厚東氏が防長の覇を競ったが、ほどなく大内氏が勝利した。
- 室町時代、大内氏の首都山口は日本最大規模の4万人都市として盛え、「西京」(さいきょう;Western Kyoto)の異名を獲った。雪舟、フランシスコ・ザビエル・連歌師宗祇などが訪れ、足跡を残したのはこの時代の事。
近世
- 関ヶ原の合戦の後、中国地方全域を支配していた毛利氏は西軍に加担していたが、一族の吉川広家の取り成しで改易を免れ、減封されて防長2州に押し込められることになり、幕末までは毛利氏の支配する土地となる。長門国の萩藩・長府藩・清末藩・周防国の徳山藩・岩国領の5藩が成立、宇部福原氏館いずれの藩主も萩宗家を中心に団結していたが、岩国領と萩藩の関係は良くなかった。減封を吉川家の裏切りのせいと見る向きも多く、末家として独立した扱いを宗家がしなかったためである。
- 再び、この地が脚光を浴びる時期は、幕末に馬関戦争と称して外国船に発砲し、4国の連合軍に一方的に壊滅状態にされた以降である。藩内部の権力闘争の挙句、奇兵隊を率いた高杉晋作らの活躍で尊皇に転じて、明治維新の原動力としてその名を残す。
近・現代
- 1871年 - 旧暦6月に長州藩(周防山口藩)が徳山藩を併合、旧暦7月には廃藩置県により(周防)山口藩・岩国藩・長府藩・清末藩を廃し、山口県・岩国県・豊浦県・清末県の4県が置かれる。旧暦11月に4県が合併し山口県となる。
- 1889年(明治22年)年 - 4月に市制・町村制施行。1市(赤間関市=あかまがせき;現在の下関市)4町(柳井津町=やないつ;現・柳井市、山口町=現・山口市、萩町=現・萩市、岩国町=現・岩国市)と224村の計229市町村となる。
- 1885年(明治18年) - 内閣制発足に伴い、山口県出身の伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任。以後、山口県からは多くの内閣総理大臣を輩出する(後述)。
- 1941年 - 太平洋戦争勃発。戦争末期には山陽側の各都市が軒並み空襲を受ける。
- 1963年(昭和38年) - 第18回国民体育大会開催。
- 1966年(昭和41年) - 宇部空港(現・山口宇部空港)開港。
- 1973年(昭和48年)11月14日 - 関門橋および中国自動車道(小月IC~下関IC間)が開通(県内初の高速道路)。
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 山陽新幹線(岡山 - 博多間)が開業。
- 1983年(昭和58年)3月24日 - 千代田IC(広島県)~鹿野IC間開通を最後に中国自動車道が全線開通。
- 1983年(昭和58年) - 第7回全国高等学校総合文化祭開催。
- 1986年(昭和61年) - 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を山口県を主会場として開催。
- 1987年(昭和62年)12月4日 - 山陽自動車道防府東IC~山口JCT間が開通(山陽自動車道県内初の開通区間)。
- 1992年(平成4年)6月25日 - 山陽自動車道岩国IC~熊毛IC間開通により、本線の山口県区間が全通。
- 2001年(平成13年)3月11日 - 山陽自動車道宇部下関線宇部JCT~下関JCT間が開通。
- 2001年(平成13年) - 山口きらら博開催(7月14日~9月30日)。
- 2006年(平成18年) - 国民文化祭・やまぐち2006開催(11月3日~11月12日)。
- 2011年(平成23年) - 第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)開催予定。
山口県と政治家
山口県は旧長州藩の版図が大半であるためか、「大臣、大将を目指せ」という教育を施すような風土を持ち、保守・革新を問わず政治色が強い土地柄となっている。
戦後においては、首相経験者では岸信介・佐藤栄作兄弟と安倍晋三、自民党総裁選出馬経験者では安倍晋太郎(元外務大臣で安倍晋三の実父)、林義郎(元大蔵大臣)、高村正彦(現外務大臣)、閣僚経験者では田中龍夫(初代山口県知事、元通産大臣)、佐藤信二(元運輸大臣で佐藤栄作次男)、河村建夫(元文部科学大臣)、吹田愰(元自治大臣)、そのほか重宗雄三(元参議院議長)、徳永正利(元参議院議長)、野坂参三(元日本共産党議長)、宮本顕治(元日本共産党議長)など、有力政治家を多く輩出している。これが山口県が「政治県」であるといわれる所以でもある。
大日本帝国憲法と日本国憲法の両方の時代を通じて最も多くの首相(8人)を輩出した県である。
人口
年齢構成
年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
総計 [単位 千人]
| 年齢 | 人口 |
|---|---|
| 0 - 4歳 | |
| 5 - 9 | |
| 10 - 14 | |
| 15 - 19 | |
| 20 - 24 | |
| 25 - 29 | |
| 30 - 34 | |
| 35 - 39 | |
| 40 - 44 | |
| 45 - 49 | |
| 50 - 54 | |
| 55 - 59 | |
| 60 - 64 | |
| 65 - 69 | |
| 70 - 74 | |
| 75 - 79 | |
| 80歳以上 |
年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
男女別 [単位 千人]
- データ出典:第10表/都道府県, 年齢(5歳階級), 男女別人口-総人口
(総務省統計局)
| 山口県と全国の年齢別人口分布図(比較) | 山口県の年齢・男女別人口分布図 |
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■紫色は山口県
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |
行政
歴代知事(公選)
- 初代 田中龍夫(1947年4月5日~1953年3月24日、2期)
- 2代 小澤太郎(1953年4月30日~1960年8月17日、2期)
- 3代 橋本正之(1960年9月25日~1976年6月30日、4期)
- 4代 平井龍(1976年8月22日~1996年8月21日、5期)
- 5代 二井関成(1996年8月22日~、3期目)
財政
- 財政力指数:0.37(平成17年度)
議会
- 党派別議員(2007年4月8日改選・定数49人)
- 自由民主党(29人)
- 柳居俊学、吉井利行、伊藤博、石崎幸亮、吉田和幸、塩満久雄、林哲也、有福精一郎、友田有、岡村精二、二木健治、重宗紀彦、藤生通陽、松永卓(副議長)、末貞伴治郎、新谷和彦、田中文夫、島田明(議長)、守田宗治、山手卓男、畑原基成、河野亨、大西倉雄、長谷川忠男、森中克彦、河村敏夫、藤井律子、友広巌、竹本貞夫
- 加藤寿彦、西嶋裕作、木村康夫、吉敷晶彦、秋野哲範、今倉一勝
- 公明党(4人)
- 先城憲尚、小泉利治、石丸典子、上岡康彦
- 日本共産党(3人)
- 水野純次、藤本一規、久米慶典
- 県政クラブ(3人)
- 国井益雄、槙本利光、新藤精二
- 新政クラブ(2人)
- 久保田后子、合志栄一
- 社会民主党(1人)
- 佐々木明美
- 無所属の会(1人)
- 渋谷正
経済
産業
山陽地方に当たる瀬戸内海側は、重化学コンビナートを中心とした工業と、高速道路網などを生かした流通業などが発展しており、瀬戸内工業地域の一角を成す。一方で、山陰地方に当たる日本海側は、農業・漁業などの第一次産業と観光業などのサービス産業が中心である。
かつては宇部・美祢で鉱業が盛んであり、宇部炭鉱 (宇部市) や大嶺炭鉱 (美祢市) で無煙炭を中心とした石炭が採掘されていた。いずれも現在は閉山しているが、県西部 (宇部・山陽小野田など) の重化学工業地域は元々この炭鉱を背景としている。現在美祢地区では石炭に代わって石灰石の採掘が行われており、セメントの製造企業が集中している。一方、周南・岩国などの東部では太平洋戦争当時の海軍燃料廠などに由来する石油精製コンビナートを展開、ソーダなど化学系の製品製造を主とする工業地域を形成している。
経済圏はほぼ三極化しており、西部では下関市、県央部では山口市 (特に旧小郡町) 、東部では周南市 (特に旧徳山市) がそれぞれ地域の中心都市としてある程度の集積がなされている。山口県全体でみると、多くの金融機関が拠点を置く下関市での集積が顕著であり、地方金融グループである山口フィナンシャルグループ (傘下に山口銀行ともみじ銀行)、山口県中西部と島根県の一部を営業エリアとする西中国信用金庫 (下関、吉南、宇部、津和野の4信金合併で誕生) が本店を置き、また、日本銀行が山口県唯一の支店を同市に置く。近年の経済停滞によって多くの金融機関が下関市から撤退したが、現在においても金融機関の集積地たる地位は健在であり、多くの銀行・証券・保険会社が同市に支社・支店を開設している。
主な企業
- 山口県内に本社・本部を置く企業(東証一部上場)
- 宇部興産(宇部市)
- 長府製作所(下関市)
- チタン工業(宇部市)
- トクヤマ(周南市)
- 東ソー(周南市)
- 林兼産業(下関市)
- ファーストリテイリング(山口市) - ユニクロなど
- 山口フィナンシャルグループ(下関市) - 山口銀行など
- 山口県内に生産拠点を置く主な企業
- 出光興産(徳山精油所 / 周南市)
- 協和発酵(防府工場 / 防府市、宇部工場 / 宇部市)
- 神戸製鋼所(長府製造所 / 下関市)
- シマノ(下関工場 / 下関市)
- 新日本製鐵(光製鐵所 / 光市)
- セントラル硝子(宇部工場 / 宇部市)
- 太平洋セメント(小野田事務所 / 山陽小野田市) - 旧・小野田セメント
- 武田薬品工業(光工場 / 光市)
- 田辺三菱製薬(小野田事業所 / 山陽小野田市) - 旧・田辺製薬
- THK(山口工場 / 山陽小野田市)
- 帝人グループ(帝人ファイバー徳山事業所 / 周南市、帝人テクノプロダクツ岩国事業所 / 岩国市)
- 東海カーボン(防府研究室・防府工場 / 防府市)
- 東洋紡(岩国工場 / 岩国市)
- ニチハ(下関工場 / 下関市)
- 日産化学工業(小野田工場 / 山陽小野田市)
- 日清食品(下関工場 / 下関市)
- 日新製鋼(周南製鋼所 / 周南市)
- 日本化薬(厚狭工場 / 山陽小野田市)
- 日本製紙グループ(日本製紙岩国工場 / 岩国市、日本製紙クレシア岩国工場 / 岩国市) - 旧・山陽国策パルプ、山陽スコット
- 日本ゼオン(徳山工場 / 周南市)
- 日立製作所(笠戸事業所 / 下松市)
- ブリヂストン(下関工場 / 下関市、防府工場 / 防府市)
- マツダ(防府工場 / 防府市、美祢自動車試験場 / 美祢市)
- 三井化学グループ(三井化学岩国大竹工場 / 岩国市・和木町、下関三井化学 / 下関市、三井化学ポリウレタン徳山工場 / 周南市)- 旧・三井石油化学工業、三井東圧化学、三井武田ケミカル
- 三菱重工業(下関造船所 / 下関市)
特産物
- 大理石・石灰石及びその加工品(セメントなど)- 美祢・秋吉台周辺
- 御影石(徳山みかげ) - 周南市黒髪島の特産
- 萩焼 - 萩・長門を中心に生産され、茶器としても有名
- 大内塗 - 山口市の民芸品
- 夏みかん - 長門市青海島が原産、萩で多く生産される。
- はなっこりー - 山口生まれの緑野菜。サイシン(中国野菜)とブロッコリーを掛け合わせたもの。
- ふぐ・アジ・イカなど - 下関や萩・長門地区では水産業が盛んで、近海物の水揚げが多い。
- 三猿まんじゅう - 長門市の名物まんじゅう。有名ではないが、愛好家も多い。
- 水産加工品(特に蒲鉾などの魚肉練り製品) - 萩・長門地区を中心に沿岸各地で盛ん
有形文化財建造物
- 国宝
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 堀内地区 (萩市)
- 平安古地区 (萩市)
- 古市金屋 (柳井市)
- 浜崎 (萩市)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
年間観光客数は、下関市が最も多く、次いで岩国市、山口市、萩市と続く。県内には、他にも観光地として名高い所が多い。
- 下関の巌流島や、唐戸地区(海響館など)、火の山、海峡ゆめタワー、城下町長府、東行庵、湯谷温泉など。
- 秋吉台(国内最大のカルスト台地)と、秋芳洞や景清洞など周辺の観光洞窟。
- 岩国の錦帯橋、岩国城、岩国のシロヘビ(天然記念物)。
- 山口の瑠璃光寺五重塔、常栄寺雪舟庭、サビエル記念聖堂、湯田温泉など。
- 萩の萩城趾と城下町、松陰神社など
スポーツ
- 野球
- 広島東洋カープ2軍(本拠地=広島東洋カープ由宇練習場:岩国市)
- 陸上
- 全日本実業団ハーフマラソン(山口市・毎年3月)
- 防府読売マラソン(防府市・毎年12月)
山口県を舞台にした作品
- 映画
- テレビドラマ
- 鳩子の海(上関町、NHK朝の連続テレビ小説)
- 和っこの金メダル(長門市、NHK朝の連続テレビ小説)
- HERO(特別編)(下関市角島他)
- アニメーション
- 奥さまは魔法少女(萩市)
- 新世紀エヴァンゲリオン(1カット)(宇部市)
- これが私の御主人様(宇部市)
- リーンの翼(岩国市)
- カッタ君物語(宇部市)
地域
地域圏
地形は、県中央部が山地で沿岸・山あいに小規模な平野や盆地が分散している。海岸線は臨海工業が立地して、それぞれの工場地区ごとに労働力を引き寄せた。また、幹線道路である国道2号も海岸線沿いに走っているため、物流・内陸工業の面でも労働力を引き寄せた。このような産業構造と分布をしているため、内陸部の山口市(県庁所在地)に一極集中せず、人口・物流・資本・情報は分散している。
地域圏にはいくつかの区分方法が考えられるが、一例として山口県による8つの広域都市圏がある。[1]下関広域都市圏と長門広域都市圏は、広域都市圏内で合併が進み、圏内1市となった。以下に記載する人口は、2006年8月1日現在の推計人口。なお、山口県の総人口は1,483,863人。
| 地区 | 広域都市圏 (通称;読み) |
構成市郡 | 圏域人口(人) |
|---|---|---|---|
| 岩柳 | 岩国広域都市圏 (岩国・玖珂地域;いわくに・くが-) |
岩国市・玖珂郡 (1市1町) |
155,057 |
| 柳井広域都市圏 (柳井・大島地域;やない・おおしま-) |
柳井市・熊毛郡・大島郡 (1市4町) |
90,846 | |
| 周南 | 周南広域都市圏 (周南地域;しゅうなん-) |
周南市・下松市・光市 (3市) |
258,784 |
| 山防 | 山口・防府広域都市圏 (県央地域) |
山口市・防府市・阿武郡阿東町 (2市1町) |
315,552 |
| 厚狭 | 宇部・小野田広域都市圏 (宇部・美祢地域;うべ・みね-/厚狭地域;あさ-) |
宇部市・山陽小野田市・美祢市 (3市) |
273,177 |
| 豊関 | 下関広域都市圏 (豊関地域;ほうかん-) |
下関市(1市) | 288,807 |
| 長北 | 長門広域都市圏 (長門大津地域;ながと・おおつ-) |
長門市(1市) | 40,588 |
| 萩広域都市圏 (萩地域) |
萩市・阿武郡阿武町 (1市1町) |
61,052 |
- 基本的に旧郡単位で広域都市圏の線引きがなされているが、阿武郡の場合は、現在の構成2町の属する広域都市圏が各々異なる。ここでいう広域都市圏は、基本的に地域圏であって都市圏ではない。
- 気象予報の二次細分区域は上記の広域都市圏と微妙に異なる。詳細は気候の項を参照。
- 脚注
自治体
以下の13市・4郡・7町がある。山口県では、町はすべて「ちょう」と読む。県内に村は無い。ただし、合併前は“村”がありその時はすべて「そん」と読んでいた。
- 市部(13市)
- 郡部(4郡7町)
平成の大合併により消滅した市町村
詳細は山口県の廃止市町村一覧を参照
2003年4月1日時点で存在し、現在はすでに消滅した市町村の一覧。
- 小野田市、新南陽市、徳山市
- 大島郡東和町・大島町・久賀町・橘町
- 玖珂郡大畠町・由宇町・玖珂町・本郷村・周東町・錦町・美川町・美和町
- 熊毛郡大和町・熊毛町
- 阿武郡須佐町・田万川町・むつみ村・旭村・川上村・福栄村
- 大津郡三隅町・日置町・油谷町(大津郡は郡自体も消滅)
- 厚狭郡楠町・山陽町(厚狭郡は郡自体も消滅)
- 豊浦郡菊川町・豊浦町・豊田町・豊北町(豊浦郡は郡自体も消滅)
- 佐波郡徳地町(佐波郡は郡自体も消滅)
- 吉敷郡秋穂町・小郡町・阿知須町(吉敷郡は郡自体も消滅)
- 都濃郡鹿野町(都濃郡は郡自体も消滅)
- 美祢郡美東町・秋芳町(美祢郡は郡自体も消滅)
教育
山口県幼稚園一覧、 山口県小学校一覧、 山口県中学校一覧、および 山口県高等学校一覧も参照
- 大学
- 山口大学(国立)
- 下関市立大学(公立)
- 山口県立大学(公立)
- 宇部フロンティア大学(私立)
- 東亜大学(私立)
- 徳山大学(私立)
- 梅光学院大学(私立)
- 山口東京理科大学(私立)
- 山口福祉文化大学(私立・2007年に「萩国際大学」から改称)
- 山口学芸大学(私立・2007年開学)
- 高等専門学校
- 徳山工業高等専門学校(国立)
- 宇部工業高等専門学校(国立)
- 大島商船高等専門学校(国立)
- 中等教育学校
- 山口県立下関中等教育学校(公立)
- 学校教育以外の施設
マスコミ
新聞
一般紙(全国紙)
以下の全国紙が購読可能である。夕刊紙の日刊ゲンダイと夕刊フジを除いて、西部本社(北九州市か福岡市に立地する)の管轄となっている。
一般紙(地方紙)
- 県下全域を発行エリアにする地方紙
- 山口新聞(下関市、みなと山口合同新聞社発行)
- 県内特定地域を発行エリアにする地方紙
- 宇部日報(宇部市、宇部・小野田地域メイン、夕刊紙)
- 周南新報(柳井市)
- 瀬戸内タイムス(光市、週3回刊)
- 長周新聞(下関市、週3回刊、独自の紙面構成)
- 長門時事新聞(長門市、長門地域メイン、週刊)
- 日刊いわくに(岩国市、火~土曜日発行)
- 日刊新周南(周南市、下松市、光市、夕刊紙)
- 防府日報(防府市、火~土曜日発行)
- 防日新聞(防府市、週2回発行)
- 柳井日日新聞(柳井市)
- 防長新聞(岩国市、岩国地域メイン、現在休刊中)
- 県外に本社があり山口県も発行エリアにしている地方紙
スポーツ紙
西日本スポーツ(本社)、デイリースポーツ(広島支社のエリア)を除き、西部本社の販売エリアである。
- ※サンケイスポーツは発売されていない
テレビ・ラジオ放送
テレビの県域放送局
- NHK山口放送局(リモコンキーID:総合1、教育2)
- NHK下関支局 - 山口放送局の支局、現在は独自放送は行っていない
- テレビ山口(tys;JNN、リモコンキーID:3)
- 山口放送(KRY;NNN、リモコンキーID:4) - 本社:周南市
- 山口朝日放送(yab;ANN、リモコンキーID:5)
県域局の地上デジタル放送は2006年10月から本放送を開始した。瀬戸内側を中心に県内の72%で受信可能。
山口県は地形の関係もあり、送信所を山口市の南隣である防府市大平山(標高631m)に置いており、電波が福岡・大分県の周防灘沿岸の各地域まで到達する。その他、下関市火の山中継局からの発射電波も北九州市に届いており、他県の近隣市町村で視聴可能なエリアが存在する。
青森県、山梨県、徳島県とともにFNNの放送局が存在しない(かつてtysがFNSに加盟していたが現在は離脱)。しかし三方を海に囲まれている山口県は、他の地域以上に電波状態の良い地域が多いこともあり、他県のFNS加盟局が(県西部の大半でTNCが、柳井市沿岸部・周防大島町ではEBCが、和木町・岩国市旧市域ではtssが、萩市北部でTSKが)視聴可能ということもあり、ある意味過密ともいえる電波状況の良さがFNN県域局の必要性を薄れさせているという見方もある(実際、山口県周辺のFNN各系列局の山口県内における視聴率は、県域放送局並み、あるいは同等以上に良好であるといわれている)。尤も、他県の電波が受信可能なのはFNN系列局に限ったことではない。なお、2011年以降の地上デジタル波への完全移行後はスピルオーバーの大幅な制限により視聴が不能になる可能性がある。
山口県では系列外のFNN・TXNの番組は各局が番組ごとに番組購入を行って時差(数日~数週間遅れ)放映を行っている。このことから山口県内の民放局で視聴するときには放送内容がタイミングを失していることもあることもよくある他、そもそも山口県内で放映されない番組(一部のアニメ番組・ゲーム系番組・情報番組など)もある為、このような番組を視聴する者は他県波を受信する者も少なくない。他県の放送局では、RKB毎日放送・KBC九州朝日放送(福岡)、RCC中国放送(広島)、RNB南海放送(愛媛)、OBS大分放送(大分)の視聴可能なエリアが多い。
ラジオの県域放送局
他県のラジオでは県西部の大半でFM FUKUOKA、CROSS FM、Love FMが、県東部でHFM、FM愛媛、県北部でV-airが聴取可能。
山口県は土地柄上、夜間のAM在京・在阪電波よりも、日中から韓国のラジオ電波がよく入り、日本海側ではFMの韓国波も入る。特に、韓国からのAM波に阻害されて県域放送さえ入りにくい地域も散見される。
コミュニティラジオ局
カッコ後ろの「JW」はJ-WAVEから、「MB」はMusic birdからの番組配信あり(無印は自社製作中心)。
- エフエム萩(FM NANAKO / 萩市) - JW
- エフエムしものせき(COME ON! FM / 下関市) - MB
- エフエムきらら(宇部市)
- エフエム周南(しゅうなんFM / 周南市) - MB
- ぷらざFM(FMわっしょい / 防府市)
- FMながと(FM AQUA / 長門市)
ケーブルテレビ局
山口県にFNN系・TXN系のテレビ局がないことから、県外波を受信する目的としたケーブルテレビ局の加入率が高いと言われている。
各局の詳細はCategory:山口県のケーブルテレビ局を参考のこと。
交通
道路
- 高速道路
- 有料道路
- 国道
中国地方の道路一覧を参照
- 県道
- 1963年(昭和38年)の山口国体開催にあたり、県管理道路(県道と一部の国道)のガードレールを特産の夏みかんにちなんだ黄色にしようということになった。それ以来県道のガードレールには黄色いものが使われている。
鉄道
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 山陽新幹線(新岩国駅~新下関駅)
- 山陽本線(和木駅~下関駅)
- 山陰本線(江崎駅~幡生駅、長門市駅~仙崎駅)
- 山口線(新山口駅~船平山駅)
- 岩徳線(全線)
- 宇部線(全線)
- 小野田線(全線)
- 美祢線(全線)
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 山陽本線(下関駅~門司駅(福岡県北九州市))
航空
航路
海外行フェリー
- 関釜フェリー(下関港国際ターミナル -
大韓民国・釜山) - オリエントフェリー(下関港国際ターミナル -
中華人民共和国・青島) - オリエントフェリー(下関港国際ターミナル -
中華人民共和国・蘇州太倉)
国内フェリー
- 関門海峡フェリー(下関市・彦島荒田港 - 北九州市小倉北区・日明港)
- 防予汽船(柳井市・柳井港 - 愛媛県松山市・三津浜港)
- 周防大島 松山フェリー(柳井市・柳井港 - 周防大島町・伊保田港 - 愛媛県松山市・三津浜港)
- スオーナダフェリー(周南市・徳山港 - 大分県東国東郡国見町・竹田津港)
その他の航路
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医療
岩国、柳井、周南、山口・防府、萩、宇部・小野田、長門、下関の8つの二次医療圏が設定されている。また、山口県内における三次救急指定医療機関としては、以下の4つがある。
- 独立行政法人国立病院機構岩国医療センター (岩国市)
- 山口県立総合医療センター (防府市)
- 山口大学医学部附属病院 (宇部市)
- 独立行政法人国立病院機構関門医療センター (下関市)
なお、萩医療圏と長門医療圏の全域では、これら4機関への自動車での移動が1時間を越えるため、医療体制や交通網の整備が課題となっている。
警察
山口県警察を参照
関連項目
外部リンク
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